実は、リスニング教材に収録されている中国語の音声は遅いので、教材で勉強してもネイティブの中国語は速すぎて聞き取れるようにはなりません。
しかし教材の音声が遅いなら速くすればいいので、そういう意味では倍速で再生するのは効果があります。
ただし、学習法が間違っていると効果は限定的になってしまうので、今回は、速聴をこれからする人やしている人向けに、速聴の効果と間違った仕方をまとめます。
速聴とは、リスニング教材で使う音声の速度を倍にするなどして行う学習のことです。
・速聴の効果は2つある。
・間違った速聴の仕方でおさえておくべき点は2つある。
速聴の効果
速聴の効果は2つあります。
1つは、中国語を理解するスピードが速くなることです。
中国語を倍速にすると、より早く中国語を理解しないと聞き取れないので、速聴の練習を繰り返すと中国語の処理スピードが上がります。
もう1つは、中国語を中国語のまま理解する力が身に付くことです。
音声のスピードが速いことから、日本語を介入させて理解することが難しくなるので、日本語で中国語を理解することがなくなります。
中国語を理解するスピードが速くなることと、中国語を中国語のまま理解する力が身に付くことの2点が速聴の学習効果です。
間違った速聴の仕方
間違った速聴の仕方については2つあるのでそれぞれまとめます。
1、中国語の意味や音を理解していない文章で練習する
中国語の意味や音を理解していない文章を倍速にして勉強しても意味はありません。
予め中国語の意味や音を理解した上でリスニングの勉強をしないと学習効果は限られてしまいます。
そのため、まずはいきなり倍速で練習せずに、普通の速さで中国語を聞き取れるかどうかを確認しましょう。
聞き取れなかったら中国語の意味と音が理解できるようになるまでシャドーイングをして、それができてから初めて音声を倍速にします。
理解している文章を練習することで効率的に速聴ができます。
リスニングの学習をするときは基本的にシャドーイングをしてください。シャドーイングの仕方と学習効果については、ディクテーションとシャドーイングの効果の差を参考にしてください。
声に出さない
語学では声を使わないと学習効果はごく一部に限られます。
速聴で声を出すというのは、シャドーイングのときに行う、音声のすぐ後について中国語を発声するときに行います。
なぜ声に出して練習しないといけないかと言うと、声に出した方が中国語を吸収できるからです。
そもそも言葉はどこが覚えているかというと、脳が覚えていると思うかもしれませんが、実は筋肉も覚えています。
そんなことはないと思うかもしれませんが、言葉を口に出すときにいろんな顔の色んな筋肉を使って発声します。
自転車に乗るのと同じように何度も中国語を声に出すことで、筋肉が中国語を覚えることができます。
なので、声に出すことで脳だけではなく筋肉が中国語を覚えて、より定着することになります。
まとめ
速聴の効果と注意点についてのまとめは↓の通りです。
・速聴の効果は中国語を理解するスピードが速くなることと、中国語を中国語のまま理解する力が身に付くこと。
・間違った速聴の仕方は、中国語の意味や音を理解していない文章で練習したり、声に出さずに練習したりする場合がある。
今回は速聴の学習効果と間違った仕方ついてまとめました。
今回特に注意して欲しいのが、的外れなやり方でリスニングを勉強していると、どれだけ勉強しても聞き取れるようにならないということです。
実際に、僕は間違ったやり方でリスニングを1年勉強しても、ネイティブの中国語は聞き取れるようにはなりませんでした。
こうならないためにも正しい学習法でリスニングを学習しましょう。
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