発音をカタカナ読みしている人いませんか。
ガイドブックなどにはカタカナの中国語が書かれていますが、カタカナ読みでは中国語は習得できません。
今回は、カタカナ読みをしてしまっている人向けに、なぜカタカナ読みをしてはいけないのかをまとめます。
・文を読むのが遅くなる。
・リスニングが上達しない。
・相手に伝わらない。
読解速度が4倍劣る
まず、中国語をカタカナ読みすると、文を読むのに時間がかかります。
なんで発音が読解に関係するのかというと、文を読む時って頭の中で声に出して読んでいますよね。
日本語と同じで文を読む場合、普通頭の中で声に出して読んでいるため、発音と読解は関連しています。
実際に、カタカナ読みで読むとものすごく時間がかかります。
なぜなら、中国語は音に強弱があって弱い所は早く読むのに、日本語はほとんどの音を同じ強さで同じリズムで読むからです。
例えば、↓のように読むと全部同じ強さ・同じリズムで読むはずです。
「看起来很好吃」→「カンチライヘンハオチー」
カタカナで読むと弱の部分もしっかり読むので時間がかかります。
具体的には、カタカナで読むのとちゃんと発音して読む場合を比べると、大体4倍くらい時間が変わってくると言われています。
思い出してください。英語のセンター試験を30分だとかで終わる人がいませんでしたか。
ああいった人は発音がしっかりしているから、30分で読み終えることができます。
中国語も発音がしっかりしてると文を早く読めますが、カタカナ読みだと4倍も遅くなります。
リスニングが上達しない
なぜ発音がカタカナ読みだとリスニングが上達しないのかというと、脳が知らない音を雑音としか認識しないからです。
基本的に僕たちは幼い頃に聞いていた音しか認識できません。
なぜならすべての音を認識しようとすると脳に負荷がかかるため、幼少期に聞かなかった音は認識しないようになっているからです。
知り合いに幼い頃マレーシアに住んでいた人がいますが、マレーシアでは中国語が話されるので、その人は中国語を難なく聞き取っていました。
こういう帰国子女がリスニングに対して余裕があるのは、幼い頃に中国語を聞いていたからなんです。
一方でそういった経験がない場合、中国語の発音を訓練して脳が認識するようにしないと、日本語に近い音以外は聞き取れるようになりません。
カタカナでは、中国語独特な音が読めるようにならないので、いつまで経っても聞き取れるようになりません。
発音がカタカナ読みだとリスニングが上達しないことになります。
相手に伝わらない
そもそも中国語をカタカナで表現するには限界があります。
「e」にはたしかに「え」に近い音もありますが、「え」と「お」の中間のような音もあります。
これはどうやって言うのでしょうか。どちらも「え」と言ったら、相手は前者の「e」だと思うので、後者の「e」を言おうと思っても相手には全く伝わりません。
他にも、「ri」だとか「ce」だとか「zh」など日本語とは違う音が多くあります。
こんなことでは、まともにコミュニケーションができません。
カタカナ読みでは日本語に近い音しか表現できないので、ごく限られた言葉しか相手に伝わりません。
まとめ
カタカナ読みではいけない理由は↓の通りです。
・ちゃんと発音した場合と比べて、読解のスピードが4倍劣る。
・リスニングが上達しない。
・相手に伝わらない。
発音はリーディングやリスニング、スピーキングに関わります。
発音で手抜きをすると今後の学習で苦労することになるので、しっかり習得しましょう。
それで、実際に発音をどうやって勉強すればいいかについては、↓の記事を参考にしてください。
実は中国語の発音記号は2つありますが、どちらを学べばいいのかということも書かれているのでどの発音記号をどう学習すればいいのかが分かります。
他におすすめの発音教材を知りたい人は↓の記事を参考にしてください。
なぜ動画で身につく! 中国語入門 発音+文法という教材が発音学習に適しているのかについてまとめてあります。
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