単語が思いつかないのは語彙力がないからだから、単語を覚えて語彙を増やさないといけないと思っていませんか。
実は、単語というのは知っていなくても相手に意味を伝えることができます。
そこで今回は、スピーキングをすでにしている人向けに、会話中に単語が思いつかないときの対処法をまとめます。
・簡単な表現に言い換える。
・説明する。
・日本語を中国語で言ってみる。
・スマホなどで調べる。
分からない単語の伝え方
分からない単語というのは、どれだけ単語を覚えても無くなりません。
特に会話を始めたうちは、口から出てこない単語が山ほどあるはずです。
そのときにどうすればいいのかについては、4つポイントがあります。
それぞれ説明します。
簡単な表現に言い換える
単語が出てこなかったら、簡単な表現で言い換えましょう。
例えば、「外出中、急に雨が降ってきて、近くのスーパーで雨宿りをした」と言いたいけど「雨宿り」の単語が出てこなかったら、
「外出中、急に雨が降ってきたけど、傘が無かったから近くのスーパーに行って留まった」という感じに言えばいいです。
ポイントは、動詞で表現することを意識してください。
今回の例では「雨宿りをする」でしたが、日本語の「名詞+する」につられて、「雨宿り」の中国語を考えてもなかなか思い浮かびません。
そうではなく、「雨宿りをする」ときにどんな動詞が使えるかを考えてください。
ここでは「(どこかに)留まる」と言い換えましたが、そうすれば意味は伝わります。
このように、中国語が出てこなかったら動詞で表現することを考えましょう。
説明する
分からない単語は、相手にどういったものか説明すれば伝わります。
例えば↓のサボテンミルククレープの中国語が出てこないとします。
この場合サボテンとミルククレープの2つに分けて考えます。
サボテンならスペインの植物だとか、砂漠の植物とか言えば分かってもらえます。
ミルククレープは少し難しいですが、断面が地層のようなケーキと言えば伝わるでしょう。
このように、単語が分からなくても相手にどういったものか説明すれば、分かってもらえます。
日本語を中国語で言ってみる
中国語の単語というのは意外に日本語と同じ漢字であることが多いので、中国語を知らなくても意外と言えたりします。
例えば、会談だとか逮捕といった中国語が分からなくても、ピンインさえ分かれば言ってみましょう。
会談を「huì tán」、逮捕を「dài bǔ」と言ってみると、相手に通じます。
「会談」の中国語は「会谈」で逮捕の中国語は「逮捕」だからなんですね。
この方法が毎回通じるわけではありませんが、思い切って言ってみると、意外と相手に伝わります。
スマホなどで調べる
今までの方法で相手に単語が伝わらなかったら、スマホで調べましょう。
なんで始めからスマホで検索しないのかと思うかもしれませんが、スマホで調べると中国語の勉強にならないからです。
今までの方法では、分からない中国語があったら簡単に言い換えたり説明したりしました。
これは、実は、とっさに言えないことを言いやすく言う練習になり、スピーキングの向上に繋がるんですね。
ただ、スマホで調べるだけだと、何も考えなくても答えが分かってしまい中国語の勉強になりません。
出来る限り、会話中にスマホで単語を調べるのはやめましょう。
まとめ
会話中に思い浮かばない単語を言うコツは↓の通りです。
・簡単な表現に言い換える。
・説明する。
・日本語を中国語で言ってみる。(一部通じる)
・スマホなどで調べる。(スピーキングの練習にならないため最後に使う)
今回は、会話中に分からない単語をどうすれば伝えられるかについてまとめました。
言い換えや説明など慣れが必要ですが、徐々に言えるようになっていきます。
と今まで色々言ってきましたが、やはり単語は覚えておくに越したことはありません。
単語を知らないと聞き取れないし、話す際にも色々説明しないといけないので面倒です。
そこで効率的に語彙力を増やしたい思った人は↓の記事を参考にしてください。
単語を常用単語(基本単語)とそれ以外に分けて、効率的な覚え方をそれぞれ解説しています。
ぜひこの覚え方で語彙力を増やしてください。
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